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3次元地盤モデリングシステム(Geomap3D)
ボーリングや露頭などから得られる地層境界の情報を元に3次元地盤モデルを作成するシステム。
Geomap3Dは、柱状図や各地層面の境界値データから地層面を作成し、それらを層序や地層面の属性(堆積面、浸食面等)を与えて、3D地盤モデルを作成するソフトです。
地質調査分野におけるボーリング調査結果の3D表示、教育分野における地質図学演習にも最適です。


■イベントを考慮したモデル作成
層序を設定し、各層序に堆積や浸食・変形などのイベント(属性)を与え、実際の地層生成過程に近い形で3次元モデルを作成します。下の図は、S1・S2層が水平に堆積した後、浸食で1回削られて、S3の水平層が堆積した例を図示したものです。 Geomap3D上でも同じように、S3の標高が下位の地層よりも高いところにだけ面が作成されます。

上記の堆積のほか、浸食・変形などいろいろなイベント(属性)を各地層面に設定することがで、3D地盤モデルを作成します。イベント(属性)の種類は以下の通りです。
  • 堆積
  • 堆積(厚)
  • 浸食
  • 浸食(厚)
  • 挟み層
  • 地形面
  • 自由面
  • 海水面
  • 貫入
  • 断層
  • 変形
  • 基底

■境界標高点データ入力が簡単!
各層の面を作成するときに必要な各層の境界標高点データの入力方法は、2つあります。
  • モデル範囲内の任意の地点を選択して、直接手入力による方法
  • ボーリング柱状図を読込んで表示し、柱状図をクリックして、境界区分を入力していく方法

■任意断面図の作成
断面線を設定することにより任意の断面図を作成することが可能。 作成した断面図は、柱状図区分システムVer1.0により表示・編集・印刷が行えます。 通常の2D断面図よりも早く簡単に作成することができます。

■アニメーション機能
3Dモデルを層序順に1から順に表示していくことにより、現在の地盤構成に至る過程を追ってみることができます。

■オブジェクト表示機能
3次元モデル中に、球、線、文字、パイプ形状、トンネル等の簡単なオブジェクトを作成・表示することができます。 球の色や大きさを用いて、分析値の分布を表現したりするのにとても有効です。 また、境界区分された柱状図も3次元モデル上に表示できます。

■動作環境

本体 Intel Pentium III 1GHz以上を推奨
OS Microsoft Windows 2000 Professional(SP3以降)日本語版
Microsoft Windows XP Home Edition(SP2)日本語版
Microsoft Windows XP Professional(SP2)日本語版
Microsoft Windows Vista 日本語版
メモリ Intel Pentium III 1GHz以上を推奨
CD-ROMドライブ Intel Pentium III 1GHz以上を推奨