■ウィーズレスマットとは・・・ |
地球上において、植物は生態系の中で生産者という重要な役割を果たしています。特に、光合成を行うことにより二酸化炭素(CO2)を吸収し、生物に必要不可欠な酸素(O2)を放出しています。また、植物は自身の安定及び水や養分を吸収するために、土中に根を張り巡らせ、その結果地盤補強の役目も果たしています。ただ、草本植物の中には雑草と呼ばれるものもあり、防除の対象となっていますが、防除するのではなく、雑草がもたらす弊害を取り除くことができれば、植物の持つ能力を生かすことができます。
そこで、ウィーズレスマットは雑草を雑草と呼ばれない植物として生育させ、地球環境に貢献できることを目的とした製品です。 |
■ウィーズレスマットの構造
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フィラメントが三次元に複雑に絡み合った空隙の大きな立体網状体と、目合いが細かいメッシュシートとの複合製品です。 |
今までの”雑草をただ防除するのではなく、植物としての利点を生かす”環境保護も考えた、全く新しいマットです。 |
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耐圧縮性のある立体網状体は地表面とメッシュシートとの間に適度な空間を作り、植物の生育空間をなります。さらに空間があることにより雨水が滞留せず、乾燥を早めることからメッシュ上部の飛来種を発芽させない役目も果たしています。メッシュシートの目合いより小さな種子は、ウィーズレスマット内部で生育します。
立体網状体とメッシュシートは強固に融着されており、植物の生育方向を矯正し、横方向への生育を促します。同時に根を張り巡らせることにより地盤補強を行います。 注)木本類は制御できません。 |
■ウィーズレスマットの特長 |
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草本植物は枯れることなく、横方向に生育します。 |
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飛来種を防除します。 |
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植物の根による地盤補強が可能です。 |
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雨滴によるエロージョンを防止かつ雨水の地下浸透を妨げません。 |
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病害虫の繁殖及び拡散防止が可能です。 |
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植物種を最適選択することによるファイトレメディエーション(植物による環境修復)技術への応用が可能です。 |
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植物及び微生物による炭酸同化・窒素同化が期待できます。 |
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保温・保湿効果があります。 |
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樹木や有用植物との併用も可能です。 |
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ネット部は補修が容易に行えます。 |
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■ウィーズレスマット規格 |
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ウィーズレスマット |
厚 さ |
25mm |
幅 |
2m |
長 さ |
10m |
メッシュ部目合い |
1mm以下 |
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■副資材 |
ペットワッシャー(φ84 厚さ4mm 内円φ22) |
ラップ部用ネット(W=200 L=10m) |
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ペットピン(φ10 L=200mm) |
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■施工例 |
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施 主 |
:JH和歌山管理事務所 |
工事名 |
:試験施工(阪和道) |
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施 主 |
:鹿児島県大口土木事務所 |
工事名 |
:第7号単道路整備工事 |
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