【混和量と調(配)合設計】 |
● |
収縮低減コンクリートでは標準的な混和量20s/m³とし、結合材として使用して下さい。 |
●
|
セメント量が少ない場合、混和量が多い場合等強度低下が懸念される場合は、事前の試験練り等により、強度・膨張量を確認の上、調(配)合設計して下さい。
(参考資料:日本建築学会「膨張材を使用するコンクリートの調合設計・施工指針案・同解説」土木学会「膨張コンクリートの設計施工指針」) |
● |
塗床仕上げ、長尺シート仕上げを行うコンクリートでは、打込み後3日間平均気温が10℃を下回ると予想される場合は太平洋ハイパーエクスパン(冬期塗り床用)をご使用下さい。 |
● |
高強度コンクリートでの使用に関して、標準添加量を上回る場合は、強度低下等の恐れがあります。最適な混和量などを弊社営業窓口までお問合せ下さい。 |
● |
低熱ポルトランドセメントを用いる場合は、標準的な膨張量より大きくなることや、低温環境下においては、強度低下等が生じる恐れがあります。
低熱ポルトランドセメントを用いる場合は、供試体の脱枠時期、膨張材の添加量等試験練りによってご確認下さい。
|
【練混ぜ・投入・施工】 |
● |
太平洋ハイパーエクスパンを正確に軽量した後、セメントと同時に投入し骨材と水を加え均一になるよう十分に混合して下さい。 |
● |
練混ぜ時間は、通常の場合より20〜30秒以上長めに設定して下さい。 |
● |
規定調(配)合以上の添加量は、強度低下等、構造物に対して著しい悪影響を及ぼす恐れがありますので、投入時には規定量を正確に投入して下さい。 |
● |
水和熱抑制型を混入したコンクリートの凝結時間は、通常のコンクリートに比べて遅くなる傾向にあります。特に夏季に遅延型混和剤と併用する場合は遅延効果が大きくなりますので、仕上げまでにかかる時間を確認した上でご使用願います。 |
● |
コンクリート表面(露出面)は、光沢が失われる場合がありますので、打ち放しコンクリートなどの場合は、事前の確認や、仕上げ材使用の検討をお願いします。 |
【養生】 |
|
施工後、少なくとも5日は表面が絶えず湿る程度に散水して下さい。 |
【保管】 |
|
乾燥した場所に保管し、開封した場合はなるべくその日のうちにご使用下さい。使い残しが出た場合は、除湿袋か缶に入れ密封保管し、2〜3日中にご使用下さい。 |