土木建材.com　現場打受圧板/フリー工業株式会社フィットフレーム工法M型

■特徴

　フィットフレーム工法M型は、鉄筋挿入工（ロックボルト工）の受圧板として従来工法の施工性・品質・力学的特性の向上を目的として開発した工法であり、鋼製有孔型枠に鉄筋を組みプレハブ化した型枠を用いる現場打コンクリート枠工です。従来現場吹付法枠工は型枠・鉄筋を現場で組み、その型枠内にコンクリートを吹付ける工法のため法枠を構築するまでに時間を必要とし、特に逆巻き工法の場合は、工期が延長し経済性や安全性を損なう場合があります。
本工法は、鋼製有孔型枠（ブラインド加工鋼板）、枠構造鉄筋、底型枠及びフィットシートからなる型枠システムで、軽量で耐久性に優れ急傾斜地のり面や逆巻き工法における施工の効率化・省力化を実現しました。

■適用箇所

●	鉄筋挿入工（ロックボルト工）を使用する斜面
●	工期の短縮を必要とする斜面
●	逆巻工法を必要とする斜面
●	緊急に安定を必要とする斜面

（効果）
現場打吹付枠工（300×300、芯々2000×2000）と比較した場合
●環境負荷が減少（CO2の削減）
●支圧構造物の強度は1.5倍程度
●工事費は10～20％コストダウン
●工期を約4分の1にまで短縮可能

■工程比較例

（A=1,000ｍ3当り）

■適用例

●切土のり面（逆巻き工）	●樹木のある斜面

●既設枠工の補強	●既設擁壁の補強